メディカルアロマセラピー

 まちの保健室では、看護ケアの一環としてメディカルアロマセラピーを取り入れています。

 『芳香療法』を医療資格を持った医療従事者が行うアロマセラピーをメディカルアロマセラピーといいます。精油を使ってトリートメント(マッサージ)を行ったり、香りを嗅いだりすることで心や体の緊張を和らげることで自然治癒力を高め、疾病の予防や症状の緩和をはかります。
 がんを含む慢性疾患や高齢者ケア、産婦人科、心療内科、リハビリテーション科、皮膚科、歯科などで実践を始めており、効果を検証する研究もすすめられています。最近では、認知症予防のために昼夜のリズムを整えるための芳香療法が話題になりました。

アロマセラピーとは

 アロマは『香り』、セラピーは『療法』で、『芳香療法』と訳されます。1900年代初頭フランス人の生化学者が『アロマテラピー』という言葉を作りました。
植物から抽出される香り成分(精油)を使って心身の不調を癒し、健康維持に役立てる療法です。アロマセラピーには香りの拡散、吸入やオイルに精油を希釈してマッサージなど様々な方法があります。
 フランスでは医療行為の一つとして認められてきたアロマセラピーですが、イギリスでは美容の世界で普及してきたことからその基本的なスタンスには国によって違いがあります。
 日本にアロマセラピーが紹介されたのは1980年代で、良い香りでリラックスという芳香や美容というイメージでした。

アロマセラピーのメカニズム

 香り成分は、鼻の粘膜から吸収され、神経伝達により大脳へ伝わり自律神経系やホルモンの分泌を変化させたり、セロトニンやエンドルフィンなどの化学物質の放出にも影響を及ぼします。記憶を司る海馬にも伝わり、過去に嗅いだ事がある香りを嗅いでそれと関連した思い出が蘇ることがあります。肺や皮膚から吸収された場合は、血液とリンパ管に入り全身をめぐります。マッサージで皮膚に触れることで、心地よさ、不安を緩和につながるオキシトシンの分泌を促します。また、末梢神経の慢性的な痛み信号は触覚刺激や温熱刺激により伝わりにくくなる方向に働きます。

芳 香 認知症予防などに、日々のリズムをつけることや、リラックスすることなどを目的に用います。
マッサージ フットケア、血行促進、むくみの緩和、筋の緊張緩和、痛みの緩和、リラクセーションなどの目的で用います。

※香りが苦手な場合は、ご相談下さい。
※看護ケアとして必要な場合にご提案いたします。

アロマセラピーの安全性

IFA(国際アロマセラピスト連盟)認定の看護師のアロマセラピスト2名が在籍し、手技・精油の品質管理・禁忌事項等の安全基準をもうけています。

※アロマセラピー学会に所属し日々研鑽を行っています。

訪問アロマセラピートリートメント

アロマセラピートリートメントをご希望の方には提携のアロマセラピストをご紹介いたします。ご病気がある方の安全面を考慮して、セラピストへの注意点の指導を行っています。

※利用者とご家族に限らせていただきます。
※保険適用外です。